暑い夏、ビールがとにかくおいしい季節到来です! ビアガーデンでぐいっと生ビールもいいけれど、家飲みでキンと冷やした全国津々浦々の地ビールを飲み比べながら、土地土地に思いを馳せて旅気分を味わうのもオツなもの。ついでに風土の香りたっぷりの地元のアテ(おつまみ)もペアリングして、「全国地ビール+おつまみ対決」を楽しんでみませんか?
企画構成・文:松浦 明(edible. )
ひとくちで「おっ?」と思うほどキレのある喉越しや芳醇なアロマが体感できる富山県・黒部市宇奈月の地ビール「宇奈月ビール」。ご紹介の3種はいずれも、標高3千メートルか級の山々から流れ落ちる黒部川の名水と、地元の大地の恵みをふんだんに受けた宇奈月麦芽(黒部産二条麦使用)を使用。醸造は本場ドイツからブラウマイスター(ビール醸造責任者)を招いて生産しているという本格派の味わいが魅力です。ポップな色使いのパッケージも気になる宇奈月ビールは、ぜひ3種の飲み比べで楽しんでみては?
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ネーミングに夏のせつない苦みを感じさせる「ナギサビール」は、クラフトビールファンの間でも評判の実力派。モンドセレクション(10年連続)最高金賞受賞の天然水「富田の水」を使用し、ろ過や熱処理も加えないというビール職人のこだわりを感じさせる南紀白浜自慢の逸品なのです。淡色ですっきり飲める「アメリカンウィート」と、香り豊かな中濃色で、やや飲み応えのある「ペールエール」、いずれも夏にぴったりな喉越しでナイスデザインなボトル入り。ちょっとした手みやげやギフトにもおすすめです。
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明石市西部に位置し、300年以上つづく酒蔵が並ぶ町としても知られる江井ヶ島。通称「西灘」とも言われる名高い酒何処路で誕生した地ビール「明石浪漫ビール」は、「インターナショナル ビール コンペティション」など権威ある賞も受賞した知る人ぞ知るクラフトビアの逸品!なかでもこちらのブラウン・エールは、甘みと苦みのバランスがよく、ほんわかとしたやさしい味わいが特徴的。ちょっと渋めパッケージに旅情を感じつつ、地元銘産のたこちくわとの直球なペアリングを楽しんでみては?
※2022年3月21日に閉店しました。 |
空、海、川、雪……豊岡・城崎の美しい自然(NATUR)をテーマに生まれた麦芽100%の本格派クラフトビアが城崎ビール。澄み切った空のようにキリッと引き締まった味わいの「ピルスナー(空のビール)」、小麦麦芽特有の、なめらかでフルーティーな香りが特徴の「ヴァイツェン(川のビール)」、ローストした麦芽の香ばしい香りが夏におすすめな「スタウト(黒のビール)」、モルトの持つ甘味とコク・旨味のバランスが良く、深みのある味わいの「カニビール (雪のビール)」。ビールが苦手な人にもおすすめの4アイテムはセンスたっぷりのネーミングやラベルも評判。夏のギフトにもおすすめです!
※2020年4月26日に閉店しました。 |
大阪府の北部・北摂は箕面市発の地ビール「箕面ビール」。「日本の滝百選」にも選ばれている箕面大滝など、地元の豊かな自然のなかで育まれたこちらのクラフトビアは、すべてのビールが無ろ過・非熱処理。酵母をろ過せずにそのまま瓶詰めしているので、より豊かな味わいが楽しめる「リアルエール(本来のビール)」。アメリカで2年に一度開催、「ビールのオリンピック」とも呼ばれる世界最大規模のビアコンペ「WBC」など栄えある賞をいくつも受賞している本格派。ビールの味わいはもとより、ボトルのラベルもキリッとセンスあふれる逸品です!
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本場ドイツの味を日本でおいしく飲みたい!という熱い想いのもとに「香川ブルワリー」の若きブラウマイスターが開発したプレミアム地ビール。瀬戸内の温暖な気候と讃岐平野の風土に育まれた厳選された原材料と、厳しい品質管理によって生まれたクラフトビアはいずれもマイルドで飲みやすく、どんな食事も受け入れてくれる万能型。ぴちぴちな良質酵母が活きている無ろ過ビールなので、美容と健康を気遣う人にもおすすめの逸品!
※2022年6月19日に閉店しました。 |
醸造水として最適な函館山の天然地下水100%でつくる函館地ビールメーカーのパイオニア「はこだてビール」。名前そのものに個性がギラギラ光る「社長のよく飲むビール」は、メロンのように芳醇で濃厚な香りが特徴。アルコール度数が通常のビールの約2倍(10%)、熟成期間は1ヶ月(通常2週間)の「手間と時間をかけた深みのある味わい」は、日本地ビール協会が主催する「インターナショナル・ビア・コンペティション」のストロングエール部門で金賞を受賞。社長のみならず、社長を目指す男性へのプレゼントにオススメ!
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丸の内体育会美食部
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