~御徒町にあるアールジェイジュエリーサービスのジュエリー工房~
代表取締役 父:李 禮善(リ イエソン)さん |
あめ 交通会館に勤務。 一年中クールビズ。 ファミリーセール情報をいち早くゲットしている。 |
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3D企画部長 長男:李 浩正(リ ホージョン)さん |
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営業制作担当 次男:李 浩満(リ ホーマン)さん |
あめ:
はじめまして。李さんのプロフィールを教えていただけますか?
父:
35年この職人をやってます。元々は、先代のオーナーと一緒に、宝飾卸会社に勤めていました。先代が、会社を設立した際ついていきました。オーナーとは長く一緒に仕事をさせていただいた経緯もあって、約3年前にこの会社を引き継いだ形です。
あめ:
有楽町の店舗とはほどよい距離ですね。宝飾といえば、上野・御徒町ですもんね。
父:
はい。ジュエリー加工の専門工房です。注文主は日本全国百貨店が主です。全国から注文を受けたアイテムデザインの加工・制作・発送をしてます。ここでは販売はしませんが、たまに、ご紹介で個人が来訪されご注文されることもありますよ。
あめ:
そうなんですね。ジュエリーのこだわりや技術はありますか?
父:
やはり職人の手作りでしょうか。現在は機械で大量に生産されておりますが、昔はすべて手作業でしたから。宝石を一番美しく魅せることを心がけております。
あめ:
手作業で気持ちがあるとないのとでは違いますよね。今職人さんは何名いらっしゃるんですか?
父:
職人は全部で8名です。
そのうち息子が2人おりまして
長男の浩正(ホージョン)はCADで依頼されたデザインをおこすデザイナー。
二男の浩萬(ホーマン)は制作を担当しております。
あめ:
息子さん2人ともお父さまのお仕事を継ぐって素敵ですね。
よろしければ作業工程などものちほど教えてください。
父:
わかりました。注文からお渡しまでの流れがあります。
昔は、職人は1から10まで全部1人で制作しましたが、今は、作業工程を分割する
役割分担制が主流となっています。
そのほうが、みんなが仕事をしやすくなり、事実、作業効率もあがっています。
あめ:
職人さんは1人で全て仕上げることを良しとするようなイメージがありましたが、
それはもう過去のことなんですね。
技術習得までのご苦労など今までございますか?
父:
うーんなんだろう。宝石関係、技術等での苦労はしたことがないんですよ。
あめ:
わあ、それはすごいですね!
父:
ジュエリー制作のことよりも、納期関係かなあ。
昔は注文から2か月前後で納品でしたが、
現在は注文から2週間から20日で納品をするのが主流となってます。
注文数が集中すると3ケタの商品数を一度に納品という状況もあるので手を抜けない。
それが苦労といえば苦労かなあ。
父:
まずは依頼されたデザインをCADでおこします。
父:
つぎは土台に彫留め作業をおこないます。※タガネという道具を使って指輪の表面を爪の部分の地金を残すように彫り、ミルタガネを使用し爪を丸く押さえて留める方法。
小さい爪がキラキラ輝くのでダイヤモンドがより引き立つ留め方。
父:
そして土台に宝石を入れる作業です。
今はダイヤモンドに文字を入れるので土台にはめ込む際、文字を見えるように配置しなければなりません。
あめ:
え、ダイヤモンドに文字入れられるんですか?
ダイヤモンドってものすごく硬いと聞いたことあるんですけど・・。
父:
今はレーザーで入れられますからね。
あめ:
なるほど・・。
長男:
この機械はお客様が希望している文字やマークを指輪に入れていくことができます。
ブライダルシーズンはとっても多いんですよ。
PCに指輪のサイズ、希望文字を入力します。これで指輪に文字が入ります。
あめ:
あ・文字入りましたね!
長男:
はい。 ここから磨きをかけるので綺麗になりますよ。
あめ:
(おずおず)あのぅ。ぜひ体験させていただきたいのですが・・。
父:
いいですよ!これ試しにやすりをかけてみましょうか。
あめ:
はい!(ゴールドの指輪にやすりをかけ始める)
・・なかなか難しいですね(汗)どのくらいまでけずればいいのかがやっぱりわからない・・。
綺麗にならない・・。
父:
やすりだけではピカピカにならないのでこれに磨きをかければ綺麗になりますよ。
(磨きの部屋に行く)
父:
ここが磨きのチームです。
(見本をみせながら)
父:手をずらすと危ないから気を付けてね。やってみよう!
(ゴー!という大きい機械音とともに)
あめ:
はい。・・・あ・なるほど!綺麗になってる!
父:
でしょ。(ニコニコ)
あめ:
チーム全員で分担して素晴らしい商品に仕上がっているんですね。
初体験!楽しかった!
これからの展望や交通会館のお店について、想いを聞かせてください。
父:
僕は体力の続く限り続けますけど、将来は息子2人ががんばってお店も続けてほしいよね。
昔、池袋にお店をだそうとしていたんですが、先代のオーナーから
「もう少し待ってくれないか」といわれ、しばらくして有楽町店の継承を打診されました。
今となっては、それで良かったと思っています。
交通会館は立地がいいし、2階でもパスポートセンターもあるし
お店の隣は、週ごとに内容が変わるギャラリーなので、店前に常に新しい来館者の
出入りがあって助かります。
最近はお直し等も受け付けるようになって、口コミやリピートの方も増えました。
徐々にではありますが、認知度を上げていきたいと思っています。
次男:
もちろん有楽町店は継続しますし、あらたな店舗も増やしていければいいですね!
あめ:
今日はいろいろと体験させていただき本当に楽しかったです。ありがとうございました。
父・長男・次男:ありがとうございます。